気になっていた3部作 エピソード2を見に行きました
前作が2021年6月公開なので約5年ぶりの続編
前日にAmazonPrimeVideoで前作の復習をし、いざ映画館へ
朝8時15分の回を見に行く気合
作品概要

監督ː村瀬修功
脚本ːむとうやすゆき
音楽ː澤野弘之
CAST
ハサウェイ・ノアː小野 賢章
ギギ・アンダルシアː上田 麗奈
ケネス・スレッグː諏訪部 順一
レーン・エイムː斉藤 壮馬
富野 由悠季による小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の映像化作品
本作は3部作のエピソード2となる作品
感想ネタバレあり
音楽・映像

戦闘シーンでは、ミサイルの軌跡やビームの閃光、爆発の衝撃波が圧倒的な音響とともに迫り、夜の暗さと光のコントラストが緊張感を極限まで高めている。一方で、静かな会話劇との対比が作品に良い緩急を与えている印象。
特に印象的だったのは、ギギ・アンダルシア がニュー・ホンコンの別邸で伯爵の「部屋を整える」シーン。セリフを排し、内装や調度品、音楽だけで魅せる演出は非常に洗練されており、説明的になりすぎない映像そのものが物語を語る美しさみたいなものを感じた。
ハサウェイ

真面目がゆえに迷い続ける、連邦側のキンバレーの言い分にも、反政府組織のファビオの考えにも耳を傾けてしまう姿は、彼の優しさであると同時に危うさでもあると思う。
さらに、クェス・パラヤ の幻影と会話してしまう様子や、「頭が働かなくなるから薬を飲みたくない」という発言には、現実と理想の間で揺れる苦しさが強く表れていて印象的だった。雨や海といった暗い描写も相まって、彼の精神の不安定さが際立つ。
終盤で描かれるアムロとの対話は、ハサウェイの内面そのものを映し出した場面だと感じた。戦闘中にガンダムフェイス=量産型νガンダムと対峙し、対話が始まる。
現れるアムロは外的存在ではなく、彼の理性や良心の象徴であり、これまでの過ちや現在の行動に対する問いかけそのものだと思う。にもかかわらず、ハサウェイはその声に耳を貸さず、むしろシャアの言葉をなぞることで、自らがその思想に取り込まれていることを示しているのが印象的だった。
また、彼の根底にあるのは、チェーン・アギ を殺してしまった罪と、それが正しく裁かれなかったという歪みだと感じる。その未清算の罪が、彼をマフティーとして引き返せない場所へと縛り付けている。アムロが示す“正しさ”に背を向ける姿は、単なる反抗ではなく、自分自身の矛盾や罪を否定しきれない葛藤の表れであり、この対峙はハサウェイが自分自身と戦っている瞬間だと感じた。
ギギ

1部では直感的で感性の鋭さが目立つ存在だったのに対し、2部ではそこに自立した強さや賢さが加わったように感じた。前述の伯爵のために用意された部屋を整えるシーン然り、女性同士の駆け引き、そして伯爵との決別然り
また、印象的だった“止まった時計”は、ハサウェイの時間が過去に縛られたままであることの暗喩のようにも感じた。ギギが時計を動かす。シン・ヱヴァのS-DATみたいな?
本作屈指(?)の戦闘シーン/女の戦い・・・一見するとマウント合戦のようだが
ハサウェイとケネスの行く末を観察する中で、メイスの存在は明らかに障害であり、あえて言葉を使って彼女を遠ざけたように見える。
ギギの囁きによってメイスがその場を去る流れは偶然ではなく、彼女の意図的な行動であり、その瞬間に主導権は完全にギギへと移る。表面的には自然な会話に見えながらも、実際には人の心理を巧みに操る駆け引きが行われていて、彼女の底知れなさが際立つシーンだった。
このシーンで誰が可哀想って、気まずそうにしてるケネス付きのおばちゃんだよね
レーン

本作ヒロインの座を欲しいままにするレーン・エイム君
真っ直ぐで純粋なキャラクターですよね。大人たちの打算や腐敗に対して嫌悪感を持ちつつ、それでも軍人として正しくあろうとする姿が印象的です。
その分、ハサウェイとは対照的で、理想と現実の狭間で揺れる者と、まだ純粋に正しさを信じられる者という構図がより際立っています。
「マフティーが観光地にいるわけないだろ!」の名セリフ
雪まつりの雪像の前でポストしたかった。
まとめ

キルケーの魔女 良かったです
音楽と演出の完成度が高く、没入感も含めて非常に満足度の高い作品だった。戦闘と静かな会話劇のバランスも良く、テンポの良さが心地よく最後まで引き込まれる。
また、随所にフラグや伏線が散りばめられており、第3部でどのように回収されるのか、小説版と異なる結末になるのかという点にも大きな期待が膨らむ。全体として、次へと繋がる余韻をしっかり残した作品だと感じた。
帰宅後、更に逆襲のシャアを見てしまうくらい(笑)
次回作を見れるのは、また4年半後になるのかな


コメント